耳鼻科での診察について
耳鼻科での診察
内科と同じく日常的に利用する機会の多い病院となるのが耳鼻科です。
耳と鼻と喉を専門とする病院ですが、こちらではどんな診察が行われるのでしょうか？
基本的に行われるのが問診です。
病院に来たということは何か困っている症状があるわけですよね。
その症状について患者から状況を聞くのがこの問診です。
病院を受診したときに問診票を渡され、今困っている症状についてや、患者のこれまでの病歴、アレルギーや持病の有無など基本的な内容について確認されます。
そして診察時にはその問診票の内容をもとに医師がさらに詳しく質問をしていきますから、それに答えていきます。
これらが問診となります。
そして耳鼻科では必要に応じて耳や鼻、喉といった部位を確認します。
いずれも体の内部になり、各部位の奥はそのままではあまり見えないのですが、耳鼻科では専用の機器を使ってこれら部位の奥を確認します。
もちろんどんなときでも各部位の奥を詳細に確認するのではなく、必要に応じてという形になりますが、問診の内容によってはそのような診察も行えるのが耳鼻科です。
さらに検査が行われることもあります。
こちらも必要に応じてという形になりますが、必要性を医師が認めれば検査も実施されます。
耳、鼻、喉の各部位の確認や検査結果などを総合して医師が診断をし、必要な薬を処方したり、その場で処置をおこなったりします。
このような診察を行っているのが耳鼻科です。
内科との違いは？
内科の診察との違いは、必要に応じて耳、鼻、喉の奥を確認できることです。
内科ではこれら部位の奥を確認する機器がないため、仮に患者がその部位の異常を訴えていたとしても、実際にその部位をカメラで確認するといった対応は難しいことが多いです。
耳鼻科でならそれら対応ができます。
これが内科との違いになりますね。
逆に耳鼻科では行われないことがある診察が、聴診器を使った診察です。
これを使って呼吸音などを聞くのは内科では非常によく行われる診察ですが、耳鼻科では行われない場合もあります。
内科と耳鼻科の使い分けについて
耳鼻科と内科とでどちらを選ぶか迷う症状もあるでしょう。
代表的なのが風邪ですが、花粉症といった症状でもどちらを選んだらいいか迷う方もよくおられます。
これについてどちらの病院でも対応できる症状なら、どちらの診察でも症状を特定し、適切な治療が可能です。
風邪やインフルエンザ、花粉症などならお好きな方を選んで問題ありません。
その他の症状や病気について、耳鼻科領域の症状や病気となるなら耳鼻科を、それ以外の領域の症状や病気なら内科を選ぶといいでしょう。
